テラヘルツ分光分析 テラヘルツ分光分析

テラヘルツ分光分析

テラヘルツ波を用いた分光分析は、分子間振動・結晶の情報を取得することができる新しい分光手法です。紫外~可視~赤外分光分析で使われていた波長とは異なる情報が取得可能となるため、従来の分光分析の課題を解決できる可能性があります。

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主なアプリケーション

品質検査/受入検査

  • 材料の劣化の判別評価/良品不良品評価 
  • 原材料受け入れ時の簡易スクリーニング

製造工程管理

  • 発酵過程の評価 
  • 結晶転移のリアルタイムモニタリング 
  • 化学合成における目的物が生成したかどうかの判別およびリアルタイムモニタリング

材料の品質評価

研究

  • 水溶液などの溶質の定量評価(屈折率、吸収係数などから検量線を得ることによる評価 )
  • 結晶性、結晶形の測定(テラヘルツ波が結晶に敏感な特性を利用)
  • 高濃度の溶液の評価、測定(希釈不要)
  • 非破壊での水分量測定(検量線を利用)
  • そのほか、分子間相互作用に起因するものの測定、評価

溶液の評価、測定

テラヘルツ波が実現する測定技術

結晶評価

テラヘルツ波は結晶性について感度があるため、従来の測定方法とは異なる測定結果から結晶性の評価が可能です。

※結晶性の評価:結晶かアモルファスか、水和物か無水物か、結晶転移しているか、共結晶化したかを判定すること。

非破壊測定

テラヘルツ波は、低エネルギーかつ低侵襲性の特長を有しているため、測定中や分析後にも試料に影響を及ぼすことなく測定することが可能です。

リアルタイムモニタリング

非破壊測定の特長を活かし、結晶評価やそのほかテラヘルツ波帯で吸収や屈折率の変化があるもの(水分量、化学合成など)に対してリアルタイムでその変化をモニタリングすることができます。

複素屈折率、複素誘電率評価

複素屈折率、複素誘電率が測定可能なため、テラヘルツ波帯における材料分析が可能です。

定量測定

検量線を利用して、液体中の溶質や水分量などを薬品の使用や加熱するなどをすることなく定量測定することが可能です。

※検量線をあらかじめ取得する必要があります。

関連製品

テラヘルツ波の偏光が制御可能なフレネルロム波長板です。

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