車載ネットワーク Shasai nettowāku 車載ネットワーク Shasai nettowāku

車載ネットワーク

車載マルチメディアの高機能化や運転支援システムの発達に伴い、車内においても大量のデータをリアルタイムに扱うことが求められてきており、データ転送の高速化とEMC (電磁環境適合性)の両立のために車載光ネットワークがますます注目されています。光化が期待されるネットワークは取り扱うデータの内容によって、安全系ネットワーク (カメラ、ミリ波レーダ、LiDARなど)、制御系ネットワーク (エンジン、ブレーキなど)、情報系ネットワーク (カーナビゲーション、映像、音声関連など)に分類されます。
すでに一部の欧州車の情報系ネットワークには、プラスチック光ファイバを用いた光ネットワークが採用されており、浜松ホトニクスのFOT*1(光リンク用フォトIC)が搭載されています。


*1: Fiber Optical Transceiver

車載ネットワーク用FOT

FOTは、光ネットワークにおいて光信号と電気信号の変換に用いられるデバイスです。
浜松ホトニクスのFOTは、2002年より欧州車発の情報系ネットワーク規格のMOST*2ネットワーク(25/150 Mbps)に採用されています。
今後、自動ブレーキなどのADAS*3系ネットワークにおいても光ネットワークの採用が計画されており、1 Gbpsや10 Gbps以上の光ネットワークを想定したFOTの開発にも取り組んでいます。


*2: Media Oriented Systems Transport
*3: Advanced Driver Assistance System (先進運転支援システム)

FOTの構成例

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車載ネットワークのイメージ図

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おすすめ製品

プラスチック光ファイバを介して通信速度150 Mbpsでデータ通信が可能なフォトICです。

プラスチック光ファイバを介して通信速度150 Mbpsでデータ通信が可能なフォトICです。

これらのおすすめ製品は、全てMOST Test House*4から認証を得た製品です。送信部、受信部の出力波形は以下の通りです。
*4: MOST Cooperationによって指定された認証機関

送信部の光出力波形 (L11354-02/P11379-04AT)

送信機の光出力波形(L11354-02 / P11379-04AT) Sōshin-ki no hikari shutsuryoku hakei (L 11354 - 02/ P 11379 - 04 AT)

受信部の光出力波形 (S11355-04/P11379-04AT)

受信機の光出力波形(S11355-04 / P11379-04AT) Jushin-ki no hikari shutsuryoku hakei (S 11355 - 04/ P 11379 - 04 AT)

その他の実績紹介

VICS用 投/受光モジュール

VICS (Vehicle Information and Communication System)とは、渋滞や交通規制などの道路交通情報をFM多重放送やビーコンを使用してリアルタイムにカーナビに届けるシステムです。赤外線を用いた光ビーコンアンテナに浜松ホトニクスの投/受光モジュールが使用され、カーナビによるルート検索や渋滞回避に貢献しています。

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