905 nmの近赤外域に高い感度をもつ 車載LiDAR用MPPC®

S15639-1325PS

S15639-1325PSは、車載LiDAR用の近赤外高感度のMPPCです。

LiDARは、対象物にレーザ光を照射し、その反射光を光センサでとらえて距離を測定するリモートセンシング技術の1つです。

一般的に、近赤外域 (905 nm)にピーク発光波長をもつレーザが、LiDARに使われます。遠距離まで精度よく距離測定する場合、近赤外域で感度が高く、アフターパルスが低い光センサが求められます。

このたびリリースしたS15639-1325PSは、近赤外域の波長に対して高い検出効率 (PDE=9%) と、低アフターパルス (1% max.) を実現しています。

[ 特長 ]

・高い検出効率: 9% (λ=905 nm)

・低アフターパルス: 1% max.

・広いダイナミックレンジ

・低クロストーク

特性

検出効率 - 波長 (代表例)

アフターパルス - オーバー電圧 (代表例)

リニアリティ (代表例)

仕様

型名 NEW S15639-1325PS 単位
動作温度 -40 ~ +105
保存温度 -40 ~ +125
有効受光面サイズ 1.3 × 1.1 mm
ピクセルピッチ 25 μm
ピクセル数 2120 -
検出効率 (λ=905 nm)  9 typ. %
降伏電圧  42  typ. V
増倍率  1.3 × 106 typ. -

関連情報

『LiDAR』アプリケーション

LiDAR用の光源としてパルスレーザダイオード、光センサとしてSi APD、InGaAs APD、MPPC (SiPM)など、さまざまなデバイスを用意しています。

データシート

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