A12801-01W-VIEW GEMINI イメージスプリッティング光学系

a12801-01 製品写真

カタログ [1 MB/PDF]

技術資料 [1 MB/PDF]

W-VIEW GEMINIは、入射光を2波長に分光し、1台のカメラに結像させる蛍光顕微鏡用イメージスプリッティング光学系です。
2波長の画像を1画面で同時に観察することができます。

特長

高透過率

W-VIEW GEMINIは、蛍光イメージングで使用される様々な蛍光タンパク質や試薬の検出波長である400 nm~800 nmの広い波長範囲において高い透過率を実現していますので、より暗いサンプルの検出やより弱い励起光での観察が可能になりました。

a12801-01 製品特長


広視野イメージング

W-VIEW GEMINIは、有効視野が従来品のW-View光学系(A8509)のφ10 mmから13 mm×13 mmへと広がりました。これによりsCMOSカメラ ORCA-Flash4.0 シリーズと組み合わせることで、片波長において13 mm×6.4 mmの広視野かつ約2000画素×1000画素の高画素数イメージングが可能になりました。


市販のダイクロイックミラーが使用可能

W-VIEW GEMINIでは、市販のダイクロイックミラーが使用可能になり、2波長の選択の自由度が広がりました。また、バンドパスフィルタやNDフィルタも市販品が使用可能なため実験に応じた光学部品の選択ができます。


バイパスモード(特許出願中)

W-VIEW GEMINIは、本体とカメラを顕微鏡に取り付けたままダイク ロイックミラー等を取り外して、カメラを顕微鏡のポートに直接取り付 けた場合と同様な状態に設定できるバイパスモード機能を有していま す。この機能があることで、別の実験のために簡単に顕微鏡とカメラ を使うことができ、さらに簡単に元の実験の状態に戻すことが可能に なります。


色収差補正機構

W-VIEW GEMINIには、補正レンズユニットが長波長側の光路に搭載され、2波長の画像の色収差で生じる倍率の差を改善することができます。
(右の画像は、色収差による倍率の差が補正レンズユニットによって改善されている例を示します。)

a12801-01 製品特長


高バランス

W-VIEW GEMINIは、入力と出力のCマウントが直線状に配置されていることや従来品のW-View光学系(A8509)に比べサイズがコンパクトになったことにより、正立顕微鏡でもバランス良くご使用いただけます。


簡単な設置で、研究者の手間を軽減

W-VIEW GEMINIは、シンプルな構造に設計されているために、位置調整箇所が少なく、設置時における研究者の手間を軽減することができます。また、当社カメラと組み合わせて使用する場合には、カメラに付属する専用調整ソフトウエア「W-VIEW Adjustment」を使用することで、さらに素早く簡単に位置調整を行うことができます。
(右の画像は専用ソフトウエアで中央、周辺の9か所のみを拡大した画像を映し出し、位置調整を行い易くする機能を示しています。)

a12801-01 製品特長

 

ページの先頭へ

光路

a12801-01 原理図


ページの先頭へ

応用

YC3.60を発現した線虫のASERニューロンの広視野Ca2+イメージング

W-VIEW GEMINIとORCA-Flash4.0 シリーズ(sCMOSカメラ)の組み合わせは、広視野2波長同時 計測を実現します。この組み合わせは、高NAかつ高倍率の対物レンズを使用する条件において も、線虫の単一ニューロン全体(細胞体と樹状突起)のFRET計測を可能にします。

a12801-01 撮像例


YC3.60を発現したHeLa細胞の高速Ca2+イメージング

W-VIEW GEMINIとImagEM X2(EM-CCDカメラ)を組み合わせることで、ヒスタミン刺激によるHeLa細胞内のCa2+濃度変化の伝搬を33.3フレーム/秒で計測することができます。

a12801-01 撮像例



 

ページの先頭へ

撮像例

Fast Ca2+ imaging of YC3.60 expressing HeLa cell

 

Simultaneous intracellular Ca2+ and phase contrast imaging of spontaneously beating hiPS-cardiomyocytes.

 

Ratio imaging of hiPS-cardiomyocytes membrane potential with di-4-ANEPPS.

 

An analysis of the spatio-temporal activity in a salt-sensing neuron of the nematode C. elegans

 

Ca2+ Imaging of the nematode C. elegans

 

3D multi-color observation of Amoeboid movement and the cytoplasm flow

 

Simultaneous two color imaging of the beating zebrafish heart

ページの先頭へ

参考文献

著者 タイトル 書名
Shigenori Inagaki, Hidekazu Tsutsui, Kazushi Suzuki, Masakazu Agetsuma, Yoshiyuki Arai, Yuka Jinno, Guirong Bai, Matthew J. Daniels, Yasushi Okamura, Tomoki Matsuda & Takeharu Nagai Genetically encoded bioluminescent voltage indicator for multi-purpose use in wide range of bioimaging Scientific Reports 7,
Article number: 42398 (2017)
doi:10.1038/srep42398
Masahiro Nakano, Yoshiyuki Arai, Ippei Kotera, Kohki Okabe, Yasuhiro Kamei, Takeharu Nagai Genetically encoded ratiometric fluorescent thermometer with wide range and rapid response PLoS One
Adam L. Nekimken, Holger Fehlauer, Anna A. Kim, Sandra N. Manosalvas-Kjono, Purim Ladpli, Farah Memon, Divya Gopisetty, Veronica Sanchez, Miriam B. Goodman, Beth L. Pruitt and Michael Krieg Pneumatic stimulation of C. elegans mechanoreceptor neurons in a microfluidic trap Lab on a Chip
DOI:10.1039/C6LC01165A
Jie Yang, Derrick Cumberbatch, Samuel Centanni, Shu-qun Shi, Danny Winder, Donna Webb & Carl Hirschie Johnson Coupling optogenetic stimulation with NanoLuc-based luminescence (BRET) Ca++ sensing Nature Communications 7,
Article number: 13268 (2016)
doi:10.1038/ncomms13268
Tomoki Yoshida, Akira Kakizuka and Hiromi Imamura BTeam, a Novel BRET-based Biosensor for the Accurate Quantification of ATP Concentration within Living Cells SCIENTIFIC REPORTS
doi: 10.1038/srep39618
Marina Theodosiou, Moritz Widmaier, Ralph T Böttcher, Emanuel Rognoni, Maik Veelders, Mitasha Bharadwaj, Armin Lambacher, Katharina Austen, Daniel J Müller, Roy Zent, Reinhard Fässler Kindlin-2 cooperates with talin to activate integrins and induces cell spreading by directly binding paxillin DOI: http://dx.doi.org/10.7554
/eLife.10130
Published January 28, 2016
P Jönsson, B Jönsson Hydrodynamic Forces on Macromolecules Protruding from Lipid Bilayers Due to External Liquid Flows Langmuir, 2015, 31 (46), pp 12708–12718 DOI: 10.1021/acs.langmuir.5b03421 Publication Date (Web): November 2, 2015
Michaela Mickoleit, Benjamin Schmid, Michael Weber, Florian O Fahrbach, Sonja Hombach, Sven Reischauer, Jan Huisken High-resolution reconstruction of the beating zebrafish heart NATURE METHODS 11, 919–922 (2014) doi:10.1038/nmeth.3037
Juette MF, Terry DS1, Wasserman MR, Zhou Z, Altman RB, Zheng Q, Blanchard SC. The bright future of single-molecule fluorescence imaging CURRENT OPINION IN CHEMICAL BIOLOGY. 2014 Jun 20;20C:103-111. doi: 10.1016/j.cbpa.2014.05.010.

発表文献リスト

ページの先頭へ

ビデオチュートリアル

本製品の概要を「製品各部の紹介」「動作原理と優位性」「バイパスモード(1波長計測)の説明」「製品輸送に関する注意事項の説明」の4テーマに分けて動画でご紹介します。

 

01 Introduction - 製品各部の紹介

 

02 How it Works and Strategic Advantages - 動作原理と優位性

 

03 Bypass Mode Explained - バイパスモード(1波長計測)の説明

 

04 Shipping Dos & Don’ts - 製品輸送に関する注意事項の説明

ページの先頭へ

システム構成図

a12801-01 システム構成図

ページの先頭へ

仕様

型名  A12801-01 
構造  カメラ1台タイプ、Cマウント-Cマウント直線構造、 正立・倒立型顕微鏡向け 
入力マウント  Cマウント(メス) 
出力マウント  Cマウント(オス) 
リレー倍率  1.0 倍 
視野  13 mm×6.4 mm(W-VIEWモード時)
13 mm×13 mm(バイパスモード時) 
モード  W-VIEWモード/バイパスモード 
透過波長範囲  400 nm~800 nm 
透過率(Typ.)  97 % 
ダイクロイックミラー⑤⑥  市販のダイクロイックミラーが使用可能 
バンドパスフィルタ⑤⑥  市販のフィルタが使用可能 
NDフィルタ⑤⑥  市販のNDフィルタが使用可能 
色収差補正機構  収差補正レンズユニットによる 
用途  顕微鏡蛍光イメージング用 
動作周囲温度  0 ℃~+40 ℃ 
動作周囲湿度  70 %以下(ただし結露しないこと) 
保存周囲温度  -10 ℃~+50 ℃ 
保存周囲湿度  70 %以下(ただし結露しないこと) 
① リレーレンズや中間変倍レンズと共に使用した場合にケラレ等が発生する場合があります。
② ダイクロイックミラー等を光路から外して、顕微鏡からの入力光画像がそのままカメラに結像するモードです。
③ バイパスモードでの値になります。
④ バイパスモード時におけるピーク波長での代表値になります。
⑤ ダイクロイックミラー・バンドパスフィルタ・NDフィルタは、本体に付属されませんので、別途ご購入が必要です。ご使用には結像特性の良いイメージンググレードと呼ばれる反射側の平坦度の高いものをお使いください。ダイクロイックホルダ(空)とフィルタホルダ(空)は1セット付属されています。セットの追加はA12802-01の型名で購入が可能です。
⑥ 使用可能なサイズは「光学部品の指定寸法」を参照してください。
⑦ 色収差による倍率の違いを改善するものです。歪曲収差(歪)による2波長の位置の違いは改善できません。
⑧ FOCUSノブは本装置の内部で発生する色収差を改善するために設計されたものであるため、その効果は非常に限定的です。
⑨ 2焦点面イメージングはできません。

ページの先頭へ

ダイクロイックミラーとフィルタの仕様

W-VIEW GEMINIでは通常の使用方法と違いダイクロイックミラーでの反射光もイメージングに使用しますので、反射面の平坦度が低いとそこで波面が歪み、結像特性を悪化させます。W-VIEW GEMINIではイメージンググレードのダイクロイックミラーの使用を推奨しています。イメージンググレードのダイクロイックミラーは例えばSemrock社のImaging Flatnessがあり、各組み合わせでの推奨例を示します。

Semrock社の推奨例

W-VIEW GEMINI用

CFP/YFP FRET Imaging
Band-pass Emitter 1 FF01-483/32-25
Band-pass Emitter 2 FF01-542/27-25
Dichroic mirror FF509-FDi01-25×36
GFP/DsRED Dual Band Imaging
Band-pass Emitter 1 FF01-512/25-25
Band-pass Emitter 2 FF01-630/92-25
Dichroic mirror FF560-FDi01-25×36
Cy3/Cy5 FRET Imaging
Band-pass Emitter 1 FF01-593/40-25
Band-pass Emitter 2 FF01-676/29-25
Dichroic mirror FF640-FDi01-25×36

顕微鏡用

CFP/YFP FRET Imaging
Excitation FF02-438/24-25
Dichroic mirror FF458-Di02-25×36
Emission BLP01-R458-25
GFP/DsRED Dual Band Imaging
Excitation FF01-468/553-25
Dichroic mirror FF493/574-Di01-25×36
Emission FF01-512/630-25
Cy3/Cy5 FRET Imaging
Excitation FF01-531/40-25
Dichroic mirror FF562-Di03-25×36
Emission BLP02-R561-25
 

ページの先頭へ

光学部品の指定寸法

  寸法(mm)/公差(mm) 厚さ(mm)
ダイクロイックミラー 25.1×35.5 ~ 26.1×38.1 0.9~2.1
バンドパスフィルタ φ25.4 +0/-0.6 短波長 最大5.0 ※
長波長 最大6.0 ※
NDフィルタ

* バンドパスフィルタとNDフィルタの厚みを合わせた値です。

 

ページの先頭へ

外形寸法図

a12801-01 外形寸法図

ページの先頭へ

ページの先頭へ

JavaScriptがオフのため、「お気に入り」機能は使用できません。

JavaScriptがオフのため、「閲覧履歴」機能は使用できません。