F

Fano factor

放射線の入射により、結晶中に生成される電子-正孔対の平均数 (J)は、以下の式で表されます。

$$J=\frac{E}{\varepsilon} $$

 E: 放射線のエネルギー

 ε: 1対の電子-正孔対を生成するのに要する平均のエネルギー


この場合、電子-正孔、の数の統計的揺らぎを表す標準偏差 (σ: Fanoノイズ)は、以下の式で表されます。

$$\sigma = \sqrt{F\cdot J\ }$$

この式のFはFano factorと呼ばれ、ポアソン分布からのズレを補正する係数です。

FDA (floating diffusion amplifier)

CCDの出力部に最もよく使われている低ノイズの読み出し方式。当社製CCDは、FDAを採用しています。

FTTH (fiber to the home)

電話局から家庭までの加入者線を光ファイバにして、家庭でも高速・広帯域なデータの送受信を可能にすること。FTTHは、加入者線の光化の最終的なゴールとされています。それまでの段階として、光化の進行段階によってFTTZ (fiber to the zone)、FTTC/FTTP (fiber to the curb/fiber to the pedestal)、FTTA/FTTB/FTTO (fiber to the apartment/fiber to the building/fiber to the office)といった呼び方もあります。

FWHM (full width at half maximum)

半値全幅。正規分布 (ガウス分布)の幅を表す場合に用いられます。FWHMは、正規分布の最大値のちょうど半分 (1/2)の値をとるところの幅になります。