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FT-IRと同等の分析能力を持つ可搬型の分析機器を実現可能に
中赤外レーザ光の波長を掃引する量子カスケードレーザモジュールを開発
12月3日から販売開始

2018年10月25日
  • 浜松ホトニクス株式会社
    本社:浜松市中区砂山町325-6
    代表取締役社長:晝馬 明(ひるま あきら)

波長掃引パルス量子カスケードレーザ  L14890-09

波長掃引パルス量子カスケードレーザ L14890-09

浜松ホトニクスは、量子カスケードレーザ(以下QCL:Quantum Cascade Laser)とMEMS回折格子を搭載した、中赤外レーザ光を8~10マイクロメートル(以下μm、μは百万分の一)の範囲で高速に波長を変化させ出力する小型QCLモジュール「波長掃引パルス量子カスケードレーザL14890-09」を新たに開発しました。本製品を持ち運び可能なサイズの分析機器に組み込むことにより、作業現場で瞬時にフーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)と同等の分析ができ、農産物の糖度測定や血中グルコース測定、プラスチックやフィルムの分析、プラントなどの構造物に用いられているゴムなどの劣化検査といった用途として、各種分析機器メーカーに向け12月3日(月)から販売を開始します。

本製品は、11月1日(木)から3日間、アクトシティ浜松(浜松市中区)で5年ぶりに開催される、浜松ホトニクス総合展示会「フォトンフェア2018」に出展します。また、一般社団法人日本光学会 光設計研究グループが実施する光設計賞において「光設計優秀賞」を受賞し、10月30日(火)から4日間、筑波大学東京キャンパス(東京都文京区)で行われる光学、光技術に関する国内最大級の学術講演会「Optics & Photonics Japan 2018」にて授与式が行われます。なお、本開発品に搭載したMEMS回折格子の開発は,文部科学省ナノテクノロジープラットフォーム事業(東北大学微細加工プラットフォーム)の支援を受けて実施しました。

※量子カスケードレーザ(QCL):
発光層に特殊な量子構造を用いることで、従来の半導体レーザと異なり中赤外から遠赤外での特定の波長で高い出力を得ることが可能な半導体レーザ光源

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