試料に合わせ全9 種類から選択可能
イオン化支援基板のラインアップを拡充
10 月20 日より販売開始

2020年10月18日
  • 浜松ホトニクス株式会社
    本社:浜松市中区砂山町325-6
    代表取締役社長:晝馬 明(ひるま あきら)

DIUTHAMEシリーズ

DIUTHAME シリーズ

浜松ホトニクスは、質量分析の試料をレーザーでイオン化するための前処理にかかる時間を大幅に短縮するイオン化支援基板「DIUTHAME(Desorption Ionization Using Through Hole AluminaMEmbrane、ジュテーム)」シリーズに、小さい試料の質量分析イメージング用や、分析装置の測定ホルダにそのままセットできるスライドグラスサイズのマススペクトル測定用など、4種類の新製品を追加します。ラインアップを9種類まで拡充することで、MALDI(※1)とTOF MS(※2)を組み合わせた既存のMALDI-TOF MS装置での測定において、試料の大きさをはじめ測定対象に応じた製品を選択できます。新製品は、創薬や産業、食品、化粧品などの分野でMALDI-TOF MS装置を使用している国内外の企業や大学の研究者向けに、10月20日(火)から販売開始します。

※1 MALDI:マトリックス支援レーザー脱離イオン化法(Matrix-Assisted Laser Desorption/Ionization)。質量分析における主なイオン化法の一つ。低分子の有機化合物(マトリックス)を試料に混ぜレーザーを照射することで試料をイオン化する。

※2 TOF MS:飛行時間型質量分析計(Time of Flight Mass Spectrometry)。イオンの飛行時間から質量を測定する。