将来展望 | マイクロPMT

技術情報:アレイタイプによる多チャンネル構想

マイクロPMTは次期製品展開として、さらなる小型化を目指し開発を進めています。
上記の製品は、並列に並べた時のチャンネルピッチが9 mmになるように設計されています。このピッチは96穴のマイクロタイタープレートのウェル間隔と同等になります。このことから、主に創薬分野で用いられるMTPリーダへの搭載に適していると考えられます。

 

なお、最終的には、8個を1列に並べてまとめたアレイタイプとしての展開を見込んでおります。
マイクロPMTアレイのメリットは、物理的に独立した検出器を並べて信号を読み出すため、クロストークが発生しない事です。この製品を用いることで、多検体、多項目を測定する装置の高精度化・高スループット化が期待できます。

技術情報:アレイタイプ応用の可能性

多検体・多項目において多くのメリットが期待できるマイクロPMTアレイタイプを、最適な検出構成で装置に搭載できるように、光学系を併せ持った他波長検出器としての展開も視野に入れています。

 

具体的には、ダイクロイックミラーやバンドパスフィルタといった高額フィルタも含めた構築に取り組む予定です。入射光の損失が少ない高効率な小型検出系が構築できれば、より高精度な測定の実現が期待できます。
また、マイクロPMTアレイ製品は希望の検出波長に応じて適した光電面を選択できるため、波長カスタマイズがしやすいという点でも、光学系と検出系の一体構築による相乗効果を見込めます。

製品の購入やさらに詳しい情報についてはお問い合わせください。

  • 資料請求
  • 価格
  • 納期
  • カスタマイズ
  • サポート
  • その他

お問い合わせ

お問い合わせ内容によっては、回答にお時間をいただく場合やお答えできない場合がございますので、あらかじめご了承ください。