金属加工への応用が可能なLCOS-SLM(空間光位相変調器)を新たにラインアップ

X15213-03CL/-03CR, X15223-03CL/-03CR

  • 浜松ホトニクス株式会社 レーザ事業推進部

金属加工に必要な高出力レーザにも対応可能な耐光性能:700 Wを実現したLCOS-SLMを新たにラインアップしました。カバーガラスに従来材料よりも熱伝導率が約30倍高いサファイアを採用することで、液晶層の熱をカバーガラスに伝えやすくなったほか、ヘッド部のパッケージ内部に熱伝導率の高い充填剤を封入するとともに内部構造を最適化することで、耐光性を世界最高クラスとなる700 W以上に高めることに成功しました。

本製品をレーザ金属加工装置に組み込み、レーザを分岐させて同時多点加工を行うことで、大幅な生産効率の向上が期待できます。特に、大型あるいは複雑な部品の成形といった、加工に時間がかかる金属3Dプリンティングやレーザ加工​のタクトタイムの大幅な短縮に貢献します。

応用例

金属加工

  • 航空機部品
  • 輸送機部品
  • 複雑な形状の金属部材

特性

位相変調特性

700 W以上の高出力レーザの照射時においても理想特性に近い位相変調特性が得られます。

レーザ照射条件や水冷条件にもよるため、詳しくは弊社にお問い合わせください。

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