従来と同等サイズながら感度を約5倍に向上
薄型・高集光効率レンズ付きフォトンカウンティングヘッドを開発
11月1日より販売開始

2023年10月04日
  • 浜松ホトニクス株式会社
    本社:浜松市中区砂山町325-6
    代表取締役社長:丸野 正(まるの ただし)

新開発のレンズ付きフォトンカウンティングヘッド「H10682-110W」

新開発のレンズ付きフォトンカウンティングヘッド「H10682-110W」

 浜松ホトニクスは、長年培ってきた光電子増倍管(Photomultiplier Tube、以下PMT)の知見と光学設計技術を応用し、薄型ながらも集光効率の高い新開発の集光レンズを取り付けることで、従来と同等の小型サイズながら感度を約5倍まで高めたレンズ付きフォトンカウンティングヘッド(※1)「H10682-110W」を開発しました。

 本製品の用途の一つとして、小型の検体検査装置に組み込むことで、装置の感度を高めることができます。これにより、受診者から採取する血液をはじめとする検体の量を減らしながらも、従来と同等の精度で測定することができ、受診者の負担を軽減することができると期待されます。また、測定時間の短縮も見込まれることから、医療従事者の負担軽減も期待できます。

 本製品は11月1日(水)より、国内外の検体検査装置メーカーをはじめ、極微弱な光を利用するさまざまな装置に向け販売を開始します。また、本製品は11月16日(木)から3日間、当社がアクトシティ浜松(浜松市中区)で5年ぶりに開催する光の総合展示会「フォトンフェア2023」に出展します。

※1 フォトンカウンティングヘッド:
PMTやPMTの動作に必要な高圧電源回路、光を粒子として数えるフォトンカウンティング回路を内蔵したセンサヘッド。微弱光計測においてS/N特性や安定性に優れている。

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