フォトニック結晶ファイバ

Hollow Core fibersシリーズ

中空コアフォトニック結晶ファイバ

中空コアフォトニックバンドギャップファイバは、光を中空コア内で導波する構造を持ち、従来のファイバ技術とは異なる導波方式を採用しています。この独自の導波構造により、センシング、イメージング、超短パルス用途に適しています。本製品は、非線形効果や材料損傷を生じることなく超短パルスの伝送が可能であり、強い曲げにおいても伝送特性を維持します。また、放射線の影響を受けにくく、過酷な放射線環境においても使用可能です。

特長

  • コア内に光出力の98 %以上を閉じ込める低損失構造
  • ガスまたは粒子の充填が可能
  • 低い曲げ損失
  • 端面におけるフレネル反射の低減
  • 群屈折率が1に近い特性
  • 放射線の影響を受けにくい特性

製品詳細

幅広い用途に対応

モードの98 %以上が空気中に閉じ込められる構造により、放射線の影響を受けにくく、放射線耐性が求められる環境での使用に適しています。中空コアフォトニック結晶ファイバは、空孔を有する微細構造の石英クラッドにより光を中空コア内に閉じ込める導波構造を持っています。この構造により、従来のソリッドコアファイバでは対応が難しい性能を実現します。狭線幅光の伝送、電力伝送、パルス整形および圧縮、非線形光学、ガス分光、ファイバジャイロスコープ、各種センサ用途に適しています。

独自の特性

中空コアによりガス組成や圧力を制御でき、光とガスの間に極めて長い相互作用長を実現できます。

基本モードと周囲の石英との相互作用が弱いため、放射線耐性にも優れています。

非線形効果の低減

光のごく一部のみが石英中を伝搬するため、ソリッドコアファイバと比較して材料起因の非線形効果が低減されます。

当社の標準製品は、800 nm、920 nm、1060 nm、1300 nm、1550 nm 付近の5つの波長範囲をカバーしています。

仕様

光学的特性

  HC-920 HC-920-PM HC-1060 HC-1300 HC-1550
設計波長 920 nm 920 nm 1060 nm 1310 nm 1550 nm
動作波長における損失閾値 150 dB/km 150 dB/km 100 dB/km 60 dB/km 30 dB/km
動作波長 900 nm ~ 970 nm 900 nm ~ 940 nm 1030 nm ~ 1090 nm 1290 nm ~ 1330 nm 1490 nm ~ 1680 nm
設計波長におけるMFD*1 7.5 ± 1 μm 6.0 ± 1 μm  6.7 ± 1 μm 7.5 ± 1 μm 9.0 ± 1 μm

*1 近接場強度分布の1/e²全幅

物理的特性

  HC-920 HC-920-PM HC-1060 HC-1300 HC-1550
コア径 8.0 ± 1.5 μm 8.0 ± 2 μm 9.0 ± 1.5 μm 10.0 ± 1.5 μm 11.5 ± 1.0 μm
クラッド径 115 ± 5 μm 120 ± 10 μm 120 ± 5 μm 120 ± 5 μm 120 ± 2 μm

コーティング径

 (単層アクリレート)

240 ± 4 μm 240 ± 4 μm 240 ± 4 μm 240 ± 4 μm 220 ± 3 μm

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