NKT Photonics社の買収完了、レーザ技術強化にて半導体・量子・医用分野での成長を加速

2024年05月31日
  • 浜松ホトニクス株式会社

当社は、NKT Photonics A/S(以下NKT Photonics社) の買収を完了したことをお知らせします。

 

 

NKT Photonics社はフォトニック結晶ファイバー製造技術を保有し、それらの要素技術を活かした3つのレーザ製品群は、その優れた特長により幅広い市場で利用されています。

  1. スーパーコンティニューム光源(SuperK):広波長帯域(400 nm-2500 nm)、高輝度な特長を持ち、バイオイメージング、半導体検査、選別、デバイス特性評価に使用されています。
  2. 単一周波数ファイバーレーザ(Koheras):極めて高い波長安定性と低いノイズ性能を有しています。ファイバーセンシング、量子コンピュータ用に最適です。
  3. 超短パルスレーザ(aeroPULSE 、Origami):優れたビーム品質と安定性を備えたピコ秒・フェムト秒パルスレーザです。眼科治療や光加工用途に使用されます。 

 

 

本買収により、当社グループは、お客さまのニーズに最適なNKT Photonics社のレーザと検出器の組合せによるソリューションの提案が可能となります。

 

将来大きな成長が見込まれる量子コンピュータには、波長安定性が極めて高く低ノイズ性を有した高出力狭線幅レーザが必要とされており、NKT Photonics社のKoherasはこれらの要望を満たしています。一方当社の高感度カメラやセンサは量子ビットの観察・検出に、空間光位相変調器(LCOS-SLM)は中性原子の位置制御に使用されており、今後、量子技術市場に対し、レーザと検出器、光学製品の包括的な提供をすることができます。

 

半導体デバイスの3次元実装化に伴い、半導体製造・検査装置にも高精度な3次元計測技術が求められ、広波長帯域で波長可変が可能なNKT Photonics社のSuperKへのニーズが高まっています。今後、広波長帯域化、マルチチャンネル化、高感度化のニーズに応えられる、光センサや計測装置とあわせたソリューション提案を推進していきます。

 

ハイパースペクトルイメージング市場においては、高輝度、可視から近赤外(400 nm-2500 nm)までの広波長帯域が求められます。さらに、ハロゲンランプを使用した際の発熱の問題もないため、SuperKへのニーズが高まっています。当社独自の化合物半導体を利用したイメージセンサ・カメラを組み合わせたソリューション提案をすることが可能となります。

 

 

また、本買収により、当社グループは、レーザと検出器の幅広い設計製造技術を保有することとなります。検出器の視点から次世代のレーザとして何が必要になるか、レーザの視点から今後どのような検出器を設計開発すべきかを知り、より早い高付加価値の製品開発が可能となります。

 

 

なお、NKT Photonics社の事業組織は存続し、引き続きお客さまへの優れた製品やソリューションの提供に注力していきます。

 

NKT Photonics社

トップページ https://www.nktphotonics.com/

ローカルコンタクトページ https://www.nktphotonics.com/contact/find-your-local-contact/

 


本買収の詳細につきましては、以下の適時開示をご参照ください。

(開示事項の経過)当社連結子会社によるデンマークNKT Photonics A/Sの株式の取得(子会社化)完了及び取得価額の変更に関するお知らせ

 

 

お問い合わせ先

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TEL(0539)-63-0230 FAX(0539)-62-2205

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