世界初、RoHS指令の制限物質不使用
波長14.3μmの中赤外光まで検出可能な化合物光半導体素子を量産化
9月2日から販売開始

2019年08月26日
  • 浜松ホトニクス株式会社
    本社:浜松市中区砂山町325-6
    代表取締役社長:晝馬 明(ひるま あきら)

TypeⅡ超格子赤外線検出素子 P15409-901

浜松ホトニクスは、長年培った化合物光半導体の製造技術により、特定の有害物質の使用を制限する欧州連合(以下EU)のRoHS(ローズ)指令の制限物質である水銀(Hg)とカドミウム(Cd)を含まず、波長14.3マイクロメートル(以下μm、μは100万分の1)の中赤外光まで検出できる化合物光半導体素子(TypeⅡ超格子赤外線検出素子※1)「P15409-901」の量産化に世界で初めて成功しました。中赤外光を利用し、大気や食品、薬剤などに含まれる物質を特定する分析機器向けの受光素子として、制限物質を含む既存の受光素子からの置き換えが期待されます。本製品は、9月2日(月)から国内外の分析機器メーカーに向け販売を開始します。

なお、本製品は、9月4日(水)から6日(金)までの3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されるアジア最大級の分析機器と科学機器の専門展示会「JASIS(ジャシス)2019」に出展します。

※1 TypeⅡ超格子赤外線検出素子:2種類の材料の薄膜を基板上に交互に積層し受光層を形成する、特殊な構造の化合物光半導体素子

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浜松ホトニクス株式会社 固体営業推進部