世界初の技術でテラヘルツ波研究を加速
高圧電源内蔵のTHz波検出モジュール(THz PMTモジュール、THz I.I.)を量産化
今春より受注開始

2025年03月13日
  • 浜松ホトニクス株式会社
    本社:浜松市中央区砂山町325-6
    代表取締役社長:丸野 正(まるの ただし)

THz PMTモジュール(左)とTHz I.I.(右)

THz PMTモジュール(左)とTHz I.I.(右)

 浜松ホトニクスは、長年培ってきた光電子増倍管(以下、PMT)やイメージインテンシファイア(以下、I.I.)の技術と新開発のメタサーフェス技術を応用し、テラヘルツ(以下、THz)波パルスを室温で高速、高感度に検出できる高圧電源内蔵のTHz波検出器として「THz PMTモジュール」と「THz I.I.」の2種類を開発し、量産化に成功しました。

両製品は電界電子放出技術(※1)をTHz波検出に応用した世界初のモジュールであり、ほかにはないユニークな特性を有しているため、創薬や分析、半導体、非破壊検査などへの応用に向けたTHz波の基礎研究や応用研究がより加速すると期待されます。

両製品は、国内外の大学や研究機関に向け、THz PMT モジュールは3月14日(金)、THz I.I.は4月14日(月)から受注を開始します。また、3月14日(金)から17日(月)までの4日間、東京理科大学野田キャンパス(千葉県野田市)で開催される「第72回 応用物理学会 春季学術講演会」にて出展、口頭発表を行います。

 

※1)電界電子放出:物体表面に強い電界を加えることでポテンシャル障壁を薄くし、トンネル効果によって表面を抜けた電子を外部へ放出する現象のこと

 

 

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