動作原理 | LCOS-SLM(空間光位相変調器)

当社のLCOS-SLM(空間光位相変調器)は、電気的にレーザ光の位相を自由に制御することができるデバイスです。画素電極が2次元状に配置されたCMOSチップと、ガラス基板に蒸着された透明電極の間に液晶が挟まれた構造により、レーザ光の位相を2次元で制御することができます。PCから出力されるデジタル画像は専用の駆動回路によりアナログ信号に変換され、CMOSチップ上の画素電極に電圧を印加します。この電圧によって液晶分子が傾き、液晶の屈折率が変化することにより、各画素に照射された光の位相が制御されます。

 

 

光の位相を8ビットで高精度に制御することができるLCOS-SLMは、光渦の発生等などの研究用途から、顕微観察における収差補正や多点分岐による微小コードマーキング等などの産業用途に至るまで、多岐にわたって活用されています。

 

 

近年では、出力および繰り返し周波数が飛躍的に向上したレーザ光と、集光点を多点に分岐する位相制御技術とを組み合わせることにより、レーザ応用に新たな付加価値を創出するためのツールとしてLCOS-SLMが着目されつつあります。

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