LCOS-SLM (空間光位相変調器)

X15213-03CL

独自の熱設計技術により耐光性を高めた空間光位相変調器を実現
(レーザ金属加工向けタイプ: 1050 ± 50 nm)

X15213-03CLは、アドレス部にCMOS技術を応用して直接液晶を電圧制御することにより、高精度と高速応答を実現した反射型電気アドレス空間光位相変調器です。通常、LCOS-SLM に高出力のレーザを入射すると液晶層の温度が上昇し、性能が低下します。このため、耐光性を高めるには、放熱性能を向上させることで液晶層の温度上昇を抑制する必要があります。本製品は、当社独自の熱設計技術を応用して放熱性能を高めることで、従来製品 (水冷タイプ: X15213-03BL) の3.5倍である 700 W 以上の耐光性を実現しています。金属粉をレーザで焼き固めて成型する金属 3Dプリンティングや、レーザによる金属溶接・切断などへの応用が可能です。

 

■特長
・光の位相のみを変調
・高光利用効率
・高回折効率
・小型
・PCからの簡単な制御
・反射型

耐光性能を高める原理

石英ガラスよりも熱伝導率が約30 倍高いサファイアガラスを採用し、筐体内部も熱伝導性が良い材料で封入したことで、発生した熱をサファイアガラスから熱伝導性材料を介して、水冷ヒートシンクへ素早く伝搬させることができます。

X15213-03CL

従来タイプ

特性

位相変調特性

700W以上の高出力レーザの照射時においても理想特性に近い位相変調特性が得られます。

レーザ照射条件や水冷条件にもよるため、詳しくは弊社にお問い合わせください。

動画

仕様

画素ピッチ 12.5 μm
入力信号 DVI-D / USB-B (2.0 High-speed)
DVI信号フォーマット SXGA (1280 x 1024 pixels)
DVIフレームレート 60 Hz
入力信号諧調数 256 (8 bits) levels
有効画素数 1272 × 1024 pixels
有効エリアサイズ 15.9 x 12.8 mm
空間解像度max. 40 lp/mm
開口率 96.8 %
上昇時間 27 ms
下降時間 83 ms
対応波長域 1050 ± 50 nm
光利用効率 97 %
測定条件 λ=1064 nm

製品の購入やさらに詳しい情報についてはお問い合わせください。

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