成分分析の効率向上、プラズマ応用の研究進展に期待
超高ダイナミックレンジの分光器を開発
2月1日より受注開始

2023年01月24日
  • 浜松ホトニクス株式会社
    本社:浜松市中区砂山町325-6
    代表取締役社長:丸野 正(まるの ただし)

OPAL-Luxe 高ダイナミックレンジ分光器 C16736-01

OPAL-Luxe 高ダイナミックレンジ分光器 C16736-01

 浜松ホトニクスは、独自の光半導体素子の設計技術とソフトウェア技術により、200ナノメートル(以下nm、nは10億分の1)から900nmまでの光の波長範囲において、2,500,000:1と極めて高いダイナミックレンジで強い信号と弱い信号を同時に測定することができる分光器の最上位機種「OPAL-Luxe(オパール リュクス) 高ダイナミックレンジ分光器 C16736-01」を開発しました。

 紫外光から近赤外光の領域にある物質の吸収を利用する成分分析装置に本製品を組み込み、試料に多く含まれる光の吸収量が多い成分と吸収量が少ない微量成分を同時に分析することで、薬品や化学品などの品質管理における成分分析の効率を高めることができます。また、プラズマの発光を高精度に分析することができるため、プラズマの応用研究が進むと期待されます。

 本製品は、国内外の分析装置メーカーや大学、研究機関などに向け、2月1日(水)より受注を開始します。なお、本製品は1月31日(火)から2月2日(木)までの3日間、米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催される国際会議「SPIE Photonics West(フォトニクス ウエスト)2023」の併設展示会に出展します。

※ ダイナミックレンジ:識別できる光の強さの最小値と最大値の比率。比率が大きいほど、より強い光とより弱い光の量を同時に正しく計測できる。

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