励起光源と検出器をコンパクトにまとめた蛍光検出モジュール
 
オプティクスモジュール C16028-01

オプティクスモジュール C16028-01は、PCR装置などの蛍光検出用途に特化した組み込み型の光学モジュールです。蛍光試薬を励起するための高安定LEDと、蛍光を検出するための高感度Siフォトダイオード、および蛍光検出に最適化された光学系と回路から構成されています。
2組の独立した光学系を内蔵しており、1つのモジュールで2種類の蛍光試薬 (FAM, ROX)の測定が可能です。また、それぞれのLEDのON/OFFを独立して制御するためのトリガ入力も備えています。
コンパクトでありながら高い性能をもち、PCR装置だけでなく、その他の蛍光検出が必要な装置や機器にも組み込むことができます。これにより、複雑な光学系の設計が短縮でき、蛍光検出機能を効率的に組み込むことが可能となります。

構造

2組のLED、Siフォトダイオード、光学系、および回路で構成されています。励起光と蛍光を同一の光学系に集約することで小型化を実現しています。また、CH1とCH2の発光と受光のタイミングを時間的に分けることで、2種類の蛍光試薬の同時検出に対応しています。

特長

高い感度で蛍光検出が可能

サブナノオーダーの微弱光検出が可能です。蛍光を効率的に受光部に取り入れるとともに、迷光の影響を受けにくい光学設計を採用しています。さらに、ノイズを抑制するための回路を採用しています。

図1: 分光感度特性 (代表例)

安定した励起光源

波長470 nmと590 nmの励起LEDを内蔵しています。また、APC (Automatic Power Control)機能を搭載しており、常に一定の光量を出力するよう制御しています。

図2: LEDの光量の安定性 (代表例)
   弊社のフォトダイオードモジュールにてLEDの出力変化を計測

 

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