小型ビームパターン光源の高密度集積技術を確立 ビームパターンを可能のiPMSELアレイ素子を開発
高精度3次元形状計測への応用に期待 切り替え

2021年10月26日
  • 浜松ホトニクス株式会社
    本社:浜松市中区砂山町325-6
    代表取締役社長:晝馬 明(ひるま あきら)

iPMSELアレイ素子

 

浜松ホトニクスは、2次元のビームパターンを出力する半導体レーザでは世界最小クラスとなるiPMSEL(integrable Phase Modulating Surface Emitting Lasers)素子の高密度集積技術を確立し、2mm角のチップ上に素子を縦横4列ずつ形成した「iPMSELアレイ素子」の開発に成功しました。チップ上の複数の素子を個別に制御し、ビームパターンを切り替えて出力できることから、高い精度が求められる工業用の3次元形状計測機器向け光源としての応用が期待されます。また、モーションキャプチャや顔面認証へ応用することで、精度を向上できると見込まれます。さらに、小型軽量化の実現により、医療用や工業用の小型ファイバスコープなどへの応用も期待されます。

 

 本研究開発の一部は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)のセンター・オブ・イノベーション(COI)プログラム「精神的価値が成長する感性イノベーション拠点」のサポートの下で実施しました。

 

    

この発表に関するお問い合わせ(中央研究所)