レーザ金属加工の生産効率向上
世界最高の耐光性能を持つ空間光位相変調器を開発
12月1日より販売開始

2023年06月20日
  • 浜松ホトニクス株式会社
    本社:浜松市中区砂山町325-6
    代表取締役社長:丸野 正(まるの ただし)

世界最高の耐光性能を持つLCOS-SLM「X15213-03CL」

世界最高の耐光性能を持つLCOS-SLM「X15213-03CL」

 浜松ホトニクスは、独自の熱設計技術を応用し放熱性能を高めることで、耐光性能を世界最高となる700 Wと従来製品の約3.5倍まで高めた空間光位相変調器(Liquid Crystal On Silicon - Spatial Light Modulator、以下LCOS-SLM)「X15213-03CL」を新たに開発しました。

 本製品は、レーザの照射パターンを自由に制御することができるレーザ金属加工向けの光学部品です。金属粉をレーザで焼き固めて航空機部品や輸送機器部品などを成型する金属3Dプリンティングや、レーザによる金属溶接・切断などに応用することで、生産効率を高めることができると期待できます。

 12月1日(金)より、国内外の金属3Dプリンタメーカーやレーザ加工機メーカーに向けて本製品の販売を開始します。

また、本製品を6月27日(火)から30日(金)まで独バイエルン州ミュンヘンで開催されるレーザやレーザシステム、光学系の世界最大級の専門展「LASER World of PHOTONICS 2023」に出展します。