世界最高、200 ジュール×10 ヘルツのレーザ出力を達成
レーザフュージョン発電に向けた1 キロジュールレーザの開発を加速

2025年08月28日
  • 浜松ホトニクス株式会社
    本社:浜松市中央区砂山町325-6
    代表取締役社長:丸野 正(まるの ただし)

200J×10Hz でレーザシステムが動作している様子(発光箇所がレーザ増幅部)

200J×10Hz でレーザシステムが動作している様子(発光箇所がレーザ増幅部)

浜松ホトニクスは、半導体レーザ(LD)励起の固体レーザでは世界最高出力となる、パルスエネルギー200ジュール(J)のレーザを10ヘルツ(Hz)で照射できる平均2kWのレーザ出力を達成しました。

本実験は、光学的課題や熱負荷が発生する10Hzの繰り返し運転において、レーザ装置内で増幅できるレーザ光のエネルギー密度の限界を確認することを重要な目的の一つとして行いました。今回、当社が保有する世界最高クラスの大出力レーザ装置に対し、レーザ媒質を冷却する性能を高める機構部の改良と、レーザ光のビーム品質を高める工夫を行うことで、従来の2倍以上の光エネルギー密度でのレーザ出力実験に成功しました。これにより、世界最高のレーザ出力を達成するとともに、本レーザ装置で増幅されたレーザ光が内部の光学素子に損傷を与えるレーザ出力の限界値を確認しました。また、レーザフュージョン発電の実現に向けたマイルストーンの1つである、1kJ×10Hzレーザの概念設計と主要な技術課題を抽出することができました。

本成果は、2025年9月14日(日)~18日(木)まで仏国のトゥール市で開催される「第13回レーザ核融合科学と応用に関する国際会議(13th International Conference on Inertial Fusion Sciences and Applications)」にて口頭発表を行います。

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