電子管事業部

極限性能の追究

学術研究用デバイスで培う極限性能の追究は医用・環境・計測などの高精度光計測分野で活かされ、その応用は生活を支えるモノづくりへと拡がる。

電子管デバイスは長く培ってきた基礎技術・要素技術の応用によって、これまで観測できなかったことを測り、捉えられなかったものを捉えるためのキーデバイスです。創りだされたデバイスは新たな製造技術によって、小型化や使用環境への最適化がなされ、搭載される装置の使用フィールドを広げ続けていきます。医用をはじめ分光分析、半導体、バイオ、学術研究など幅広い分野で活躍してきた電子管デバイスは、さらに極限性能の追究を続け、それを応用し顧客要求に応じる好循環で市場を拡大していきます。

 

電子管事業部 - 極限性能の追究

TOPIC

CTA実験(Cherenkov Telescope Array) ガンマ線望遠鏡実験

宇宙から飛来した超高エネルギーガンマ線が地球の大気に衝突すると、空気シャワーと呼ばれる多くの粒子を生成する現象が起こります。そこで発生するチェレンコフ光をガンマ線望遠鏡で観察することによって高エネルギーガンマ線の発生源やエネルギーを計測します。宇宙の未解明現象である活動銀河核中心、超新星爆発、ガンマ線バーストなどさまざまな現象の解明に挑みます。このCTA実験ではチェレンコフ光をミラーで集光し、光電子増倍管を1基当たり約2,000本使用した特殊なカメラで信号を読み出します。

 

© 池下章裕 様