レーザ加熱システム

L16480-112/-344

接着剤の熱硬化に最適な光源(SPOLD® LD照射光源)、ファイバ、レンズで構成された接着剤の熱硬化用レーザ加熱システムです。レーザで直接、もしくは伝熱で間接的に接合部を加熱・硬化することで工数削減が可能です。また、完全硬化時の治具フリー化や省人化といった自由度の高い工程設計が可能です。

レーザによる接着剤の熱硬化のメリット

※サンプルご提供:株式会社ADEKA様

柔軟な製品設計が可能

  • 熱硬化性接着剤を用いる場合はUV接着剤とは異なり、接着剤に直接レーザを当てる必要がなく、周囲を加熱することで熱伝導により接着剤を硬化することができます。光が届きにくい細かい部分や、材料の裏側、黒色の接着剤など、UV接着剤では難しいさまざまな接合が可能になります。

工程数の削減

  • 接着剤のレーザ活性が非常に高速である特長を活かし、加熱炉を使用する工程においても、加熱炉に入れる前にレーザを用いて仮硬化を行うことにより、これまで必要であった治具を無くすことが可能です。

アプリケーション例

車載用ディスプレイ

  • 液晶パネル額縁部の接合

スマートフォン・スマートウォッチ

  • 液晶パネルと樹脂筐体の接合

一般家電

  • 異種材料での構成部品の接合

仕様

項目 仕様
L16480-112 L16480-344
主レーザ光
(最大電流設定時)
光出力 9 W (min.) ≧70 W
発振形式 連続(CW)
ピーク発振波長 915 nm ± 20 nm 940 nm ± 20 nm
ガイド光
(最大電流設定時)
光出力 < 0.001 W
ピーク発振波長 650 nm ± 50 nm
外径寸法図(突起物を除く) 約280 mm × 約170mm × 約300 mm
約360 mm × 約230mm × 約360 mm  
質量 8 kg 17 kg
ファイバ長 約5 m(光源内部を除く長さ : 約4.5 m)
スポット径 φ0.8 mm ~ φ6.4 mm(照射光学系による)

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