可動測定部により大型試料、固体、生体も測定可能
ヘッド分離型テラヘルツ波分光分析装置を開発
10月発売に向け8月よりサンプル測定開始

2021年07月19日
  • 浜松ホトニクス株式会社
    本社:浜松市中区砂山町325-6
    代表取締役社長:晝馬 明(ひるま あきら)

ハンディプローブ テラヘルツ波分光分析装置 C16356

従来製品の光学設計を一から見直すことで、測定部を分離した「ハンディプローブ テラヘルツ波分光分析装置(※) C16356」を開発しました。光ファイバで装置本体と接 続した測定部は自由に動かすことができ、これまで測定できなかった大型の試料や柔らかい固体、生体などの測定が可能となります。また、据え置き型の従来製品と比べ小型、軽量で耐振性が高いため、薬や化学品、食品などの製造現場に持ち込んでの品質管理への応用が期待されます。

本製品は、10月1日(金)より国内外の製薬会社や化学、食品メーカーなどに向け販売を開始します。また、8月2日(月)よりサンプル測定の受け入れを開始します。

 

※ テラヘルツ波分光分析:
テラヘルツ波とは、周波数1THzに相当する波長300μm前後の電磁波のことで、直進性のある光と透過性のある電波の中間的な性質を持つ。試料が吸収するテラヘルツ波の波長ごとの情報などを基に、結晶性や水分含有量などを特定する手法をテラヘルツ波分光分析という。

この発表に関するお問い合わせ(レーザ事業推進部業務部)