NIRO®-200NX 脳酸素モニタ

C10448-10

NIRO-200NXは、生体に安全な光を用いて組織の酸化状態を非侵襲・連続的に測定する装置です。バッテリー搭載により、医療現場での機能性を大幅に向上。医療現場の脳酸素管理から臨床研究まで幅広い用途に対応します。

<医療機器承認情報>

一般的名称:脳オキシメータ

クラス分類:高度管理医療機器(クラスⅢ)

特定保守管理医療機器:該当

承認番号:30600BZX00183000

販売名:NIRO-200NX 脳酸素モニタ

 

NIROは、浜松ホトニクス株式会社の登録商標です。

特長

2種類の測定原理を用い脳の酸素化・代謝を詳細に表現します

定量性に優れた空間分解分光法(SRS法)と反応性に優れたMBL法。2つの測定原理を用い、より細かな脳酸素の情報を提供します。

表示シンボル 項目 測定原理
TOI(%) 組織酸素化指標 SRS法
nTHI 正規化組織ヘモグロビン指標(相対値)
ΔO2Hb 酸素化ヘモグロビン変化量 MBL法
ΔHHb 脱酸素化ヘモグロビン変化量
ΔcHb 総ヘモグロビン変化量

3波長の近赤外光が測定精度を高めます

NIRO-200NXは、3波長の近赤外光を照射し、測定精度をより高めています。

各ヘモグロビンの濃度変化量により、脳の状況がより詳しくわかります

組織酸素飽和度(TOI)が低下した場合、いくつかの原因が考えられます。TOIと同時に各ヘモグロビンの変化を見れば低酸素となった原因への手がかりとなり、その対応をより素早く行うことが可能になります。

酸素化不良・酸素消費量の上昇

NIRO-200NX 製品特長

酸素化が不十分な場合、脳へのヘモグロビン流入(nTHI、ΔcHb)に変化は見られませんが、酸素化ヘモグロビン(ΔO2Hb)が低下し、反対に脱酸素化ヘモグロビン(ΔHHb)が上昇します。

静脈性鬱血

NIRO-200NX 製品特長

鬱血状態の場合、脳内の脱酸素化ヘモグロビン(ΔHHb)上昇に伴って、総ヘモグロビン量(nTHI、ΔcHb)が増加します。

虚血・動脈血収縮

NIRO-200NX 製品特長

脳は虚血状態の場合、脳へのヘモグロビン流入量(nTHI、ΔcHb)が減少します。

仕様

製品名 NIRO-200NX 脳酸素モニタ
型名 C10448-10
測定項目 組織酸素化指標 TOI(%)
正規化組織ヘモグロビン指標 nTHI(相対値)
酸素化ヘモグロビン変化量 ΔO₂Hb(μmol/L)
脱酸素化ヘモグロビン変化量 ΔHHb(μmol/L)
総ヘモグロビン変化量 ΔcHb(μmol/L)
測定範囲 TOI(%):0 %~99 %
測定サンプル間隔 0.05秒、0.2秒、0.5秒、1秒、2秒、5秒、10秒、20秒、30秒
光源 LED(735 nm、810 nm、850 nm:公称値)
照射光量 2 mW以下(クラスⅠLED製品)
光検出器 フォトダイオード
測定方式 SRS法(空間分解分光法)、MBL法(モディファイド・ビア・ランバード法)
保存データ 10回分保存(1回:最大50 000データサンプル)
外部保存 USBメモリ
出力信号 デジタル出力(RS232C、D-Sub 9pin)/アナログ出力(8 ch、D-Sub 9pin)
測定プローブ ケーブル長 約2.5 m(照射・検出プローブ)
バッテリ動作 約30分間(フル充電時)
外部モニタ出力コネクタ 15pin VGA端子配列準拠
外形寸法/質量 表示ユニット:約264 mm(W)×278 mm(H)×190 mm(D)/約6 kg
AMPユニット:約91 mm(W)×55 mm(H)×156 mm(D)/約0.7 kg
専用架台:約542 mm(W)×1131 mm(H)(テーブルまでの高さ1052 mm)×584 mm(D)
ケーブル長 AMPユニット:約4 m
消費電力 90 VA未満
医療機器承認番号 30600BZX00183000

参考文献リスト集

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