CCDエリアイメージセンサ

S16011-1006

近赤外域で高感度、素子温度を一定に制御

 

S16011シリーズは、800 nm以上の近赤外域の感度を向上させた計測用裏面入射型FFT-CCDです。近赤外高感度であることに加え、ビニング動作を行うことにより受光面の高さ方向に長いイメージセンサとして使用できるため、ラマン分光器の検出器に適しています。ビニング動作は、外部回路で信号をデジタル的に加算する方法と比べるとS/Nや信号処理速度において非常に優れています。また動作中、素子温度を一定 (約5ºC)に保つため、パッケージ内に電子冷却素子を内蔵しています。 S16011シリーズの画素サイズは14 × 14 μmで、受光面サイズは14.336 (H) × 0.896 (V) mm (1024 × 64画素)と28.672 (H) × 0.896 (V) mm (2048 × 64画素)の2種類があります。なお、ピン配置・駆動条件は、当社製品 S11850-1106シリーズと同一です。


■特長
・近赤外高度感度: QE=36% (λ=1000 nm)
・1段電子冷却型 (素子温度: 約5 ℃)
・高いCCD変換効率: 6.5 uV/e-
・高い飽和電荷量、広いダイナミックレンジ
 (アンチブルーミング機能付)
・画素サイズ: 14 × 14 μm
・MPP動作

 

タイプ 赤外高感度タイプ
イメージサイズ 14.336 x 0.896 mm
有効画素数 1024 x 64 pixels
画素サイズ 14 x 14 μm
感度波長範囲 200~1100 nm
ラインレート typ. 189 ライン/s
ラインレート max. 341 ライン/s
暗電流 typ. 50 e-/pixel/s
読み出しノイズ typ. 6 e- rms
冷却 1段電子冷却
パッケージ セラミック
専用駆動回路 C11860
測定条件 指定のない場合はTyp. Ta=25 ℃

分光感度特性

外形寸法図 (単位: mm)

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