バランス検出器

C12668-04

多重反射を軽減したバランス検出器
(最適波長帯: 1.3 μm)

 

特性のバランスがとれた2つの当社製フォトダイオードを内蔵した差動増幅型の光-電気変換モジュールです。それぞれのフォトダイオードの光電流を相殺する向きにフォトダイオードを接続しており、2つの入射光のコモンモードノイズを相殺し、微小な光量の差を変位信号としてとらえ、電気信号に変換して出力します。また、入射光の多重反射の発生を抑える当社独自の構造を採用することにより、多重反射によるノイズの軽減を可能にしました。本製品は、眼科診断などに用いられるOCT (Optical Coherence Tomography: 光干渉断層計)への応用が可能です。被検体からの後方散乱光と参照光とを干渉させたときに発生する微小な信号光の差を、バランス検出器で電気信号に変換できます。


■特長
・入射光の波長 (1.3 μm) において、多重反射を軽減する当社独自の構造を採用
・遮断周波数: 400 MHz
・同相信号除去比 (CMRR: Common-Mode Rejection Ratio) : 30 dB typ.
・入力部: FCレセプタクル (APC研磨)
   FCコネクタ付シングルモードファイバを接続可能
・出力部: SMAレセプタクル
・小型

 

応用例

 

SS-OCT

 

波長掃引光源により、波長を時間的に掃引して測定対象に入射し、干渉光を差動検出器で検出します。得られた波長情報をフーリエ変換することで、測定対象の深さ方向の像を取得します。

 

アプリケーション:OCT (光干渉断層撮影)はこちら

外形寸法図 (単位: mm)

関連ドキュメント

製品の購入やさらに詳しい情報についてはお問い合わせください。

  • 資料請求
  • 価格
  • 納期
  • カスタマイズ
  • サポート
  • その他

お問い合わせ

お問い合わせ内容によっては、回答にお時間をいただく場合やお答えできない場合がございますので、あらかじめご了承ください。