オプティクスモジュールとは | オプティクスモジュール

浜松ホトニクスのオプティクスモジュールは、受光素子と光学素子を組み合わせたコンパクトな組み込み型モジュールです。お客様側での複雑な光学系の設計が簡略化でき、さまざまな分析装置に蛍光検出や吸光度測定機能を効率的に組み込むことが可能です。

光学フィルタによる分光方式を採用しているため、分光器などの分散型の分光モジュールに比べ、波長の遮光 (ブロッキング)特性が優れており、特定波長の蛍光分析、血液分析や水質分析などの用途に適しています。

オプティクスモジュール

内部構成

浜松ホトニクスでは、励起光源を一体化した蛍光検出用モジュールと、光源を含まない吸光測定用モジュールの2タイプを用意しています。

蛍光検出用モジュール (励起光源付き) C16028-01

励起LED、Siフォトダイオード、信号処理回路、光学素子 (ビームスプリッタ、フィルタ)で構成されています。試料の励起と蛍光検出が1台で行えます。
C16028-01は、光学系が2セット組み合わされた構成となっており2波長同時に測定が可能です。

C16028-01 内部構成イメージ

吸光度測定用モジュール (励起光源なし) C13398シリーズ


Siフォトダイオードアレイ、信号処理回路、光学素子 (ビームスプリッタ、フィルタ)で構成されています。C13398シリーズでは10波長を同時測定するために10セットの光学素子が組み込まれています。

オプティクスモジュール C13398-01

C13398シリーズは、高いブロッキング性能(OD>4)と低ノイズを特長とした吸光度測定用の光学モジュールです。Siフォトダイオード、ビームスプリッタ、フィルタとI-V変換回路から構成されています。C13398-01は、10波長の光を同時に検出することが可能です。専用の評価回路C13390 (別売)と組み合わせることで、C13398シリーズの各チャンネルのアナログ出力信号をデジタル信号に変換してPCに取り込むことが可能です。■特長・10波長の同時検出が可能・電圧出力: 取り扱いが容易・小型: 89 (W) × 26 (H) × 38 (D) mm (名刺サイズの2/3)・光学マウント用ロッド (M4)に固定可能・高いブロッキング特性

オプティクスモジュール C13398-02

C13398シリーズは、高いブロッキング性能(OD>4)と低ノイズを特長とした吸光度測定用の光学モジュールです。Siフォトダイオード、ビームスプリッタ、フィルタとI-V変換回路から構成されています。C13398-02は、9波長の光と参照光を同時に検出することが可能です。専用の評価回路C13390 (別売)と組み合わせることで、C13398シリーズの各チャンネルのアナログ出力信号をデジタル信号に変換してPCに取り込むことが可能です。■特長・9波長の光と参照光の同時検出が可能・電圧出力: 取り扱いが容易・小型: 89 (W) × 26 (H) × 38 (D) mm (名刺サイズの2/3)・光学マウント用ロッド (M4)に固定可能・高いブロッキング特性

C13398 内部構成イメージ

応用例

血液分析装置

血液分析装置において、血液の吸光度測定や試薬との反応による蛍光を正確に測定するためにオプティクスモジュールが使用されます。

血液分析装置 応用例

PCR検査装置

PCR検査装置は、新型コロナウィルスなどの感染症の診断、遺伝子検査、水質・土壌検査など、幅広い用途で用いられます。蛍光試薬を加えたDNAに光を当てて発生した蛍光を検出するためにオプティクスモジュールが利用されます。

PCR検査装置 応用例

技術資料

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