Quantaurus-Tau® 小型蛍光寿命測定装置

C16361シリーズ

Quantaurus-Tau(小型蛍光寿命測定装置)は、サブナノ秒~ミリ秒の蛍光寿命を測定する装置です。試料をサンプル室にセットし、計測ソフトウェアに数項目の指示を入れるだけの簡単操作で、高精度な蛍光寿命・PLスペクトルを短時間で測定することができます。基本的な測定ならば、わずか60 秒ほどで解析結果までを導き出すことが可能です。

 

Quantaurus-Tauは、浜松ホトニクス株式会社の登録商標です。

特長

簡単・短時間で蛍光寿命測定

試料をサンプルホルダに入れ装置にセットし、測定条件(数項目)の支持を入れるだけで簡単・短時間で蛍光寿命を測定します。

7種類の波長の励起光源を標準搭載

280 nm、340 nm、365 nm、405 nm、470 nm、590 nm、630 nmの7種類の励起光源を標準搭載し、ソフトウェア上で選択・切り替えることが可能です。

溶液・粉末・固体・薄膜のサンプルに対応

溶液・粉末・固体・薄膜のサンプルに対応、サンプルの形状に対応したサンプルホルダを簡単に交換することができます。

発光材料

2タイプの検出器を用意

測定対象に合わせ、スタンダードタイプ(C16361-01)・近赤外対応タイプ(C16361-02)の2つの検出器を用意しています。

波長範囲図

用途

  • 有機金属錯体
  • 生体用蛍光プローブ
  • 色素増感ペロブスカイトPV材料
  • 有機EL材料
  • 量子ドット
  • LED用材料

Quantaurus-Tauの使い方動画

Quantaurus-Tauは、試料をサンプル室にセットし、計測ソフトウェアに数項目の指示を入れるだけの簡単操作で、高精度な蛍光寿命・PLスペクトルを短時間で測定することができます。

仕様

型名 C16361-01 C16361-02
検出器タイプ スタンダード NIR
蛍光測定波長範囲 300 nm ~ 800 nm 380 nm ~ 1030 nm
励起光源 LED光源7種(280 nm、340 nm、365 nm、405 nm、470 nm、590 nm、630 nm)
励起波長切り替え ソフトウェア制御
分光器 ツェルニターナ型モノクロメータ
測定時間レンジ 4 ns ~ 10 s / full scale
りん光計測時間レンジ 200 μs ~ 10 s /full scale(オプション)
りん光計測励起波長 280 nm、340 nm、365 nm、405 nm、442 nm、470 nm、589 nm、632 nm、1000 nm のバンドパスフィルタから選択(オプション)
時間軸チャンネル 512ch、1024ch、2048ch、4096ch
総合時間分解能 < 1.0 ns FWHM(590 nm LED使用時、IRFにおいて)
解析機能 最大5成分までの指数関数Fittingによる蛍光寿命解析、スペクトルの解析
解析装置環境 Windows 11 Pro

外形寸法図

c16361 外形寸法図

お客様導入事例

国立大学法人 九州大学 最先端有機光エレクトロニクス研究センター(OPERA) 様が研究開発を行っている有機光エレクトロニクス材料やデバイスの評価を行うためには、発光量子収率の測定や蛍光寿命の測定などさまざまな測定法を用いる必要があり、これらの評価のために弊社のQuantaurusシリーズ、ストリークカメラなどを導入いただいております。

同センターのセンター長である安達 千波矢 様、副センター長の中野谷 一 様に絶対発光量子収率測定法確立までの経緯や弊社のQuantaurusシリーズの研究への影響、今後の研究の展望についてインタビューを行いました。

アプリケーション : 発光材料評価

発光材料評価 アプリケーションページでは、発光材料や発光デバイスの特性を評価するための手法や原理、測定機器、測定事例等を紹介しています。

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