低エネルギー電子線照射源 EB-ENGINE 低エネルギー電子線照射源 EB-ENGINE

Q&A | 低エネルギー電子線照射源

Q & A 集


設置に関する届け出、設計について設置に関する届け出、設計について

EB-ENGINEを扱う為に放射線に関係する特殊な資格は必要ですか?

EB-ENGINEを搭載した装置は「荷電粒子を加速する装置」として電離放射線障害防止規則が適用されますが、装置外側における外部放射線の実効線量が3ヶ月間に1.3 mSv を超えない様に遮蔽されている場合には、装置外側に管理区域を設定する必要がなくなるため、装置の使用にあたってエックス線作業主任者資格は必要ありません(※)。また、EB-ENGINEは放射線障害防止法の定める放射線発生装置に該当しないため、放射線取扱主任者資格は必要ありません。
(※)装置外部への管理区域の設定に関しては、「電離放射線障害防止規則」、および「基発第253号:労働安全衛生規則及び電離放射線障害防止規則の一部を改正する省令の施行等について3-(6)」をご参照ください。
 

EB-ENGINEの設置にあたり届出等は必要ですか?

設置工事開始日の30日前までに所轄の労働基準監督所署長への届出が必要になります。届出に関するご相談を弊社にて承ります。
EB-ENGINEは荷電粒子を加速する装置であり、労働安全衛生法第88条第1項の「計画の届出」に規定された装置に該当します。使用事業者は装置設置に当たり、設置工事開始日の30日前までに所轄の労働基準監督所署長への届出が義務付けられています。
 

エックス線遮蔽に関してはどのように設計すればよいですか?

ご購入を検討されるお客様には届出や遮蔽設計に関するご相談を承ります。
 

製品購入に際して別途必要な設備はありますか?

電源(AC 100 V, 15A)の他、窒素ガス(純度:99.9%以上、流量:50 L/min以上、圧力:0.3~0.5MPa)が必要です。
電子線照射窓の冷却と照射室内の雰囲気置換のために、窒素ガス(純度:99.9%以上、流量:50 L/min以上、圧力:0.3~0.5MPa)を使用します。大気中で電子線を照射すると、オゾンが発生し照射室内の樹脂や金属を腐食させます。また酸素阻害等により電子線処理の効果が十分に得られない場合があります。これらを防ぐために照射室を窒素充填し酸素濃度を下げる必要があります。窒素発生装置での対応が可能です。
 
装置のメンテナンスについて装置のメンテナンスについて

定期的なメンテナンスは必要ですか?

使用条件や使用環境によって異なりますが、3000時間~5000時間で電子線出射窓とフィラメントの交換を推奨します。消耗品はユニット化されており、お客様でも容易に交換することができます。
 

電子線出射窓とフィラメントの交換による装置停止時間はどのくらいですか?

約半日での復旧が可能です。
 

日常の電子線照射量の管理はできますか?

フィルム線量計により、容易に電子線吸収線量を測定し、出力管理をすることが可能です。詳細についてはご相談ください。
 
製品性能について製品性能について

電子線照射のON/OFFを外部コントロールすることは可能ですか?

外部リモート端子を利用し、電子線の外部制御が可能です。詳細についてはご相談ください。
 

電子線は被照射物に対してどのくらいの深さまで侵入しますか?

侵入深さは被照射物の組成・密度 および 電子線の加速電圧と照射距離に依存します。
例えば、水(H2O, 密度 1 g/cm3)に対して、加速電圧70 kV , 照射距離10 mmですと侵入深さ30 μm程度となります。弊社ではシミュレーション技術により、侵入深さの他、エネルギー付与分布・吸収線量等の情報をご提供することが可能です。お客様の被照射物に合わせた最適照射条件をご提供致します。
 
テスト照射についてテスト照射について

テスト照射は可能ですか?

弊社デモルームに常設しているテスト照射装置を利用し、デモ実験を行っていただくことができます。事前に予約をしていただくことになります。
テスト照射受付
 

テスト照射ではどの様な条件を設定できますか

加速電圧や管電圧など電子線照射源本体の設定のほか、搬送速度や酸素濃度などを変更してサンプルに適した照射条件を探れます。
 

受託照射サービスは行っていますか?

受託照射は承っていません。

製品の購入やさらに詳しい情報についてはお問い合わせください。

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