独自空冷方式 ThoMaS | リニア照射型UV-LEDユニット:LIGHTNINGCURE LC-L5G

独自空冷方式を採用した高出力なリニア照射型UV-LED光源です。

これまでのUV-LED光源では困難であった高速搬送への対応を可能にします。

LIGHTNINGCURE LC-L5G リニア照射型UV-LEDユニットの独自空冷方式 ThoMaSについて紹介しますので、ご覧ください。

冷却性能を極限まで高める独自空冷方式 ThoMaS (*1)

独自空冷方式 ThoMaS (*1) は、「Thermal observation」「Sylphy air」「Material」の3つの要素から構成されています。

 

*1: 採用機種はGH-103Aとなります。

Thermal observation:熱解析技術

Sylphy air:冷却構造

Material:冷却素材

Thermal observation:熱解析技術

「Thermal observation」は、UV-LED光源を効率良く冷却するための熱解析技術です。
シミュレーションと実機評価を組み合わせて発熱量を把握し、速度ベクトルと温度分布に基いて風の「流し方」「向き」「当て方」を短期間で最適化しています。
浜松ホトニクスは熱解析に精通したエンジニアにより、日々冷却機構の高性能化を追求しています。

Sylphy air:独自開発の冷却構造

「Sylphy air」は、浜松ホトニクスが特許出願中の独自開発の冷却構造です。
吸気口・ヒートシンク・排気用ダクト・冷却ファンの配置を最適化し、専用設計したことで高出力の要となる冷却性能を極限まで高めています。

新型ヒートシンク内の導風フィン

製品側面の吸気口から風を取り込み、ヒートシンクに風を送り込みます。
ヒートシンク内に導風フィンを設けることで、ヒートシンク内に風の流れを作り出し、冷却性能を向上させています。
新型ヒートシンクと従来型ヒートシンクの性能を速度ベクトル・温度分布で比べると、新型ヒートシンクはヒートシンクベース面に効率的に風が当たり、より効果的に冷却していることが分かります。

速度ベクトル・温度分布(代表値)

新型ヒートシンク

従来型ヒートシンク

排気用ダクトの断熱二重構造

ヒートシングを通過した風は、製品内部中央の排気用ダクトを通って、製品上部の冷却ファンから排出されます。
排気用ダクトは断熱二重構造となっています。排気用ダクトのすべての面が冷却風に囲われており、外装に接触していないため、筐体温度の上昇を防ぎます。連結動作の場合、断熱二重構造を採用することで筐体温度の相互上昇を抑えるため、温度によるUV-LED光源本体への負荷低減に加えて、照射強度分布特性への影響もありません。

Material:独自開発の冷却素材

「Material」は、浜松ホトニクスが開発を進めている独自冷却素材です。
Sylphy airの新型ヒートシングはこれまでにない高い冷却性能を体積795 cm3、質量1060 gで実現しています。
浜松ホトニクスはさらなる小型軽量化・高性能化を目指して、独自冷却素材の次世代ヒートシンクの開発を始めており、将来的に新型ヒートシンクと同冷却性能で体積1/2、質量1/3を目指しています。この次世代ヒートシングの開発が進むことで、UV-LED光源の体積は同性能で大幅な小型化となる体積1/2になります。また、同サイズの場合、さらなる高性能化が可能となるため、UV-LED光源の可能性を拡げます。

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