テラヘルツ波分光分析装置 テラヘルツ波分光分析装置

測定例-結晶評価 | テラヘルツ波分光分析装置

結晶性評価 - 炭酸塩鉱物の判別

4つの結晶形が異なる炭酸塩鉱物(アラゴナイト、低Mg方解石、高Mg方解石、ドロマイト)を測定しました。テラヘルツ波は結晶性に敏感な周波数帯なため、テラヘルツ波の吸収スペクトルで結晶形を明確に区別することができました。これにより地球の環境推定に重要な役割を果たす炭酸塩鉱物の判別が可能となります。 その他にも、結晶多形評価は医薬品の開発や品質管理などへの応用が期待されます。

結晶性評価 - 炭酸塩鉱物の判別 吸収スペクトル

データ提供:(国研)海洋研究開発機構 坂井様
ACS Omega 4, 2702-2707 (2019).

結晶形評価 - 薬の結晶性評価

ニフェジピンの結晶と非晶質の割合を変化させ、水中に懸濁させたものを測定しました。テラヘルツ波は結晶形に敏感な周波数帯なため、結晶の量に応じて吸収ピークが増大していることが確認できました。ニフェジピンのような難溶性薬品は、結晶状態では水中に吸収されません。そのため水中での結晶性評価が重要となります。このように結晶・非晶質の定量評価・判別は医薬品などの安定性や溶けやすさの指標となり、医薬品開発や品質管理への応用が期待されます。

結晶形評価 - 薬の結晶性評価 吸収スペクトル

Takebe et al., J.Pharm.Sci. 102, 4055 (2013).

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