動画原理・特長 | UVtron® (UVトロン®) 炎・放電センサ

UVtron®は、波長185 nm ~ 260 nm (*1)の紫外線にのみ感度を持つセンサです。

高感度・高速応答を特長としており、炎や放電の検知に最適です。

 

*1: Ni電極の場合

UVtron® 炎・放電センサの特長・動作原理について紹介していますので、ご覧ください。

内部構造

ヘッドオンタイプ
例:R9533

サイドオンタイプ
例:R2868

動作原理

紫外線がUV透過ガラスを通して陰極 (光電面)に一定量を超えて入射すると、電極材質の光電効果によって陰極表面から光電子 (電子)が放出されます。

光電子が、電界エネルギーによって陽極側に引き寄せられ、加速しながら管内のガス分子と衝突して、ガス分子が電離します。

電離によって電子と陽イオンが発生します。

電子と陽イオンが他のガス分子との衝突を繰り返して、加速的に増加していきます。

UVtron®特有の放電条件を満たすと、陽極-陰極間に急激に大きな電流が流れて、放電状態になります。

特長

高感度・長距離

炎や放電からの微弱な紫外線を正確に検知します。小型堅牢モデル R9533で容器サイズ □500 mmのアルコール炎を検知すると、約80 m離れた場所からでも正確に検知することが可能です。さらに、超高感度モデル R13192の場合、約125 m離れても正確な検知が可能なため、長距離検知に対応するとともに、設置場所の自由度が高まります。

距離特性(代表値)

・アルコールランプ

・容器サイズ □500 mmのアルコール炎

*1: 推奨検知下限値以下での検知も可能ですが、検知対象からの紫外線による信号出力とバックグラウンドノイズ (BG)との区別が難しくなる場合があります。

ソーラブラインド特性

UVtron®の感度波長範囲は185 nm ~ 260 nm (*1)であるため、ガス炎・水素炎・放電からの紫外線に感度があるのに対して、太陽光からの紫外線には感度がありません。そのため、光学的カットフィルタを使用しなくても、太陽光を気にせず、正確に炎や放電からの紫外線を検知することが可能です。

*1: Ni電極の場合

分光放射照度 (弊社測定値)

高速応答

炎および放電による紫外線放出から数ms以下での即時検知が可能なため、熱検知・煙検知では難しかった発火直後の炎や発生直後の異常放電を瞬時に見つけ出し、高い安全管理と迅速な事後対応に貢献します。

小型・軽量

小型軽量化により自由自在な設計が可能となり、機器の小型化・高性能化に貢献します。

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