MEMS共焦点ユニット MEMS共焦点ユニット

FAQs | MEMS共焦点ユニット

正立顕微鏡や実体顕微鏡、マクロズーム顕微鏡への取り付けは可能ですか?

正立顕微鏡については取り付け可能なものもございます。詳細はお問い合わせください。

実体顕微鏡、マクロズーム顕微鏡へは取り付けできません。

倒立顕微鏡であれば基本的にどの顕微鏡でも取り付け可能ですか?

100%の光路切り替えのできるサイドポートが有れば取り付けは可能です。その際、Cマウントのアダプタが必要になります。
なお、サイドポートの光軸の中心の高さが65 mm~105 mmの顕微鏡の場合はMAICO本体の高さ調整のみで対応が可能ですが、高さが105 mmを超える場合は、弊社営業担当まで別途ご相談ください。

MAICOの制御にはどのソフトウエアが使用できますか?

弊社製の「HCImageシリーズ」が使用できます。MAICO単体の制御のみ行う場合は「HCImage Live」、顕微鏡のフォーカスをソフトウエアから制御する場合は、「HCImage Acquisition / Analysis」が必要になります。

その他、μManager (Ver.2.0.0以降) が使用できます (弊社ではサポートしておりません) 。

顕微鏡のフォーカスをソフトウエアで制御しながら画像取得を行いたいのですが、HCImageで電動Zドライブやピエゾステージ等のデバイスを制御できますか?

「HCImage Acquisition / Analysis」では以下のような各種Zドライブ用コントローラの制御が可能です。

  • Ludl:MAC5000 / MAC6000
  • Prior:OptiScan Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ / ProScan Ⅱ、Ⅲ / ES10ZE
  • Physik Instrumente (PI):piezo E-709 / E-665 / E-662

 

その他詳細についてはお問い合わせください。なお、国内ではHCImageでの電動顕微鏡の制御はサポートしておりませんのでご了承ください。

MAICOのSDK提供は可能ですか?

こちらのWEBサイトから入手可能です。
https://dcam-api.com/dcam-sdk-login/

4波長のレーザの組み合わせは任意で選べますか?

任意でお選びいただけますが、405 nmもしくは488 nmのどちらか1つは必ず搭載していただく必要があります。 また、同一波長を2つ以上搭載することはできません。

405 nm、488 nm、561 nm、638 nm以外のレーザのバリエーションは有りますか?

現状は用意がございません。ただし、今後市場からの要望が増えた場合にはバリエーションを増やす可能性もあります。

標準タイプの検出器と高感度 GaAaP タイプの検出器とでは、どのくらいの感度の違いが有りますか?

488 nmのサブユニットで標準タイプと高感度GaAsPタイプを比較した場合、約1.9倍の光電子を得られます。(EGFP、510~540 nm受光)
561 nmのサブユニットで標準タイプと高感度GaAsPタイプを比較した場合、約2.3倍の光電子を得られます。(DsRed、580~619 nm受光)
638 nmのサブユニットで標準タイプと高感度GaAsPタイプを比較した場合、約2.3倍の光電子を得られます。(Alexa 647、660~730 nm受光)

 

※405nmのサブユニットには標準タイプの検出器のみご用意しております。高感度GaAsPタイプはございません。

標準タイプの検出器を後から高感度タイプの検出器に交換することは可能ですか?

検出器単体の交換はできません。サブユニット単位で交換をしていただく必要があります。

ピンホールのサイズはどのように調整すれば良いですか?

ピンホールサイズはそれぞれのサブユニットごとにSmall、Medium、Largeの3段階で調整が可能です。
ピンホールサイズが小さいと解像度が上がるのに対し検出光量が減少します。一方でピンホールサイズが大きいと、検出光量が増加する代わりに解像度が低下します。
検出光量と解像度のバランスの関係上、対物レンズが20倍~40倍未満の場合はSmall、40倍~63倍の場合はMedium、64倍以上の場合はLargeに設定することを推奨しております。

反射型共焦点イメージングは可能ですか?

現状は蛍光イメージングにのみ対応しているため、反射光イメージングには対応していません。

4波長同時計測は可能ですか?

可能です。ソフトウエア上で多波長同時計測、多波長順次計測が選択可能となっております。

ズーム機能とは何ですか?

ズームとは、光走査素子の走査範囲を変えることで、出力画像の倍率を変える機能です。
一般的にズームを行うことで解像度の向上が期待されます。
実際の画像の解像度や倍率はご使用の対物レンズに依存します。

出力画素の大きさを教えてください。

ズーム機能が1倍の場合には6.25 μm、2倍の場合には3.125 μmです(対物レンズ1倍換算)。

MAICOで撮影した画像のXYZ分解能はどの程度になりますか?

以下のリンク先に分解能計算ツールをご用意しております。お客様が使用される対物レンズの倍率と開口数 (N.A.)から、MAICOで共焦点計測した際に期待される分解能を推定するために使用するソフトウエアです。

 

分解能計算ツールはこちら

FRETイメージングは可能ですか?

FRETイメージングには適しておりません。クロストークのない多波長同時観察を実現する光路設計によるものです。

FRAP (光褪色後蛍光回復法) の実験に使用することは可能ですか?

FRAP (光褪色後蛍光回復法) の実験には適していません。

主な理由は以下です。

  • MEMSミラーがレゾナントスキャナ方式であることにより、特定の場所にのみレーザを照射することができないため。
  • レーザパワーが通常の共焦点顕微鏡よりも弱いことにより、サンプルの蛍光を褪色させにくいため。

レーザクラスとは何ですか?

国際的な規格によってレーザを搭載された機器は、その光量や波長によってクラスに分類されます。
1-4までのクラスと、アルファベットを付加したサブクラスで分類されます。一般的にクラスの数字が大きい方がより強力なレーザで防護対策も大掛かりなものが必要です。最大クラスが4,次に弱いものが3B,その次に弱いものが3Rになります。

MAICOのレーザクラスはいくつですか?

MAICOは3Rに分類されます。他の一般的な共焦点レーザ顕微鏡はクラス3Bです。

MAICOを使用する際にレーザ管理区域は必要ですか?

必要ありません。

透過光観察は可能ですか?

蛍光計測用の検出器を用いて透過光画像を取得することは可能です。
光量は透過光源に依存します。
また、透過光観察時はMAICOを"透過光モード"で使用することを推奨します。

 

※接眼レンズで透過光観察した際に、サンプルに十分にコントラストがついていることを前提としています。例えば、接着細胞がコンフルエントな状態では十分なコントラストが得られないため、透過光画像の画質が悪くなる場合があります。

開発背景や特長、価格を記載した資料を公開中!

お使いの倒立顕微鏡に取り付けるだけで共焦点蛍光イメージングが可能にする「MAICO MEMS共焦点ユニット」。

本資料では、MAICOの開発を行うことに至った経緯や弊社で「My confocal」を実現できる製品を開発できた技術的な背景などをご紹介しています。製品の特長や価格情報も掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

MAICOの魅力を開発者が語るオンラインセミナー公開中

2021年5月に開催した「MAICO(マイコ) MEMS共焦点ユニット」オンラインセミナーを無料で公開いたします。

 

セミナーではMAICOを使った共焦点蛍光イメージングのメリットや撮像原理、撮像例等を開発者がご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

MAICOの製品コンセプトや製品の概要をご紹介します。

サブユニット構造をはじめとしたMAICOの持つ優れた特長をご紹介します。

MAICOでは多波長同時観察で課題となる波長間のクロストークを低減した撮像を可能にしています。どのようにクロストークの低減を実現したのか、その技術をご紹介します。

MAICOは感度、波長のことなるラインアップをご用意しています。

ボケが少なく高コントラストで解像度の良い画像が得られる共焦点顕微鏡の原理を解説しています。

MAICOを用いた撮像例を動画でご紹介します。

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