ダイバーシティ

女性活躍推進

当社は、女性が適材適所で各自の職責を全うする中で、出産・育児・介護などにより退職することなく長期間安心して働くことができ、その能力を発揮できるようにすることが“女性活躍”であると考えております。そしてその能力発揮により、人材活用が進み、長期的な会社業績に対してプラスの価値をもたらすと考えております。そこで、新卒者の採用にあたり、次のような目標を掲げて採用活動を進めております。

【2022年4月から2024年3月の行動計画:厚生労働省に届出済み】

  1. 採用者(中途を含む総合職および一般職)に占める女性の割合を15 %以上とする。
  2. 女性役職者を2023年10月に120名以上にする。

【現在の状況】

  1. 採用者(新卒及び中途)に占める女性の割合

目標15 %以上に対し、2023年度は20.0 %でした。

2.女性役職者の人数

目標120名以上に対し、2023年10月時点で135名でした。

【女性活躍のための事例紹介】

2022年から全従業員対象に女性の健康課題セミナーを開催しています。

女性が職場でよりいきいきと活躍するために、まずは働く女性の健康推進に取り組む意義を浸透させ、周囲に理解してもらうことが重要と考え、女性の健康課題セミナーを実施しています。

当社の企業価値向上ひいては持続可能な社会の実現に向けて、更なる女性活躍は欠かせない課題であるため、この活動は女性に限らず全従業員対象に継続しています。

2024年3月8日の国際女性デーにイベントを開催しました。

「3.8国際女性デー」とは、女性の権利と政治的、経済的分野への参加を盛り立てていくために、国連が制定した日です。当社でもジェンダー平等について少し考えてみる…、調べてみる…そんなきっかけの日にしていただきたいとの思いからイベントを実施しました。

国際女性デーについての説明を掲示し、ミモザブーケを受付や食堂に飾り、啓発活動を行いました。

イベントの主旨に賛同する従業員に対し、ポーズをとって写真を撮り事務局へ送っていただくよう広く参加を募ったところ、役員を含め100枚を超える写真が集まり、それらを音楽にのせたスライドショーとして社内に公開しました。

女性の採用は一朝一夕で実現できるものではありません。また、当社は理系学生を中心に採用しておりますが、その理系におきましては女性比率が低いこともあり、今後も継続的な活動が必要になると考えております。そのような中、女子中高生が将来の進路として理工系分野に関心を持っていただくことを目的として、内閣府男女共同参画局が中心となって取り組む“理工チャレンジ”に、2023年はオンライン形式で 参加いたしました。光に関するセミナーや光を活用したワークおよび女性従業員との懇談会を実施し、進路選択の一助としていただけたものと考えております。(2023年8月10日)

障がい者雇用

当社は、誰もが日々の仕事を通じて研鑽し、自分にしかできないことを見つけることができるとの見地から、障がいのある様々な方の雇用と職域開拓へ継続的に取り組んでいます。なお、当社の障がい者雇用率は次の通りです。

その他、100 %子会社である株式会社浜松ホトアグリを2017年4月3日に設立し、同社にて障がいのある方を8名(2023年6月現在)雇用しております。特例子会社として今後も障がい者の雇用を継続してまいります。

 

浜松ホトアグリでは、“リッチリーフ”という健康野菜を栽培する農場で障がい者が主体となって作物生産を行い、生産の中で課題を見つけ、研究活動を行っています。具体的には、土の状態、生育の状況、害虫の発生を確認し、農場管理を自ら行い、時には生産した商品を消費者に販売しています。このようにして、障がい者が社会との関連をもつことができる体制をとったうえで、最終的には同社単体にて収支があう経営を目指しています。

性的マイノリティ(LGBTQ)への取り組み

当社では、多様性を認め合う職場づくりを推進しており、2024年からLGBTQについて理解を深める取り組みを開始しています。

2024年1月には、社外専門家を講師に招いて、ハラスメント相談員に向けた多様性に関する研修を実施し、LGBTQの方々が抱える問題や悩み、対応方法などについて学びました。2024年2月からは、全従業員を対象としたeラーニング教育を実施し、従業員一人ひとりが正しい知識を持って、個性の違いを尊重できる風土づくりを進めています。

またLGBTQに関する認識を把握するために、社内意識調査を行いました。調査結果より把握した課題を今後の取り組みに活かしていきます。

※ LGBTQ:レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クエスチョニング/クィアの頭文字からなる性的マイノリティの総称