PSD信号処理回路

電源は、どのようなものを使用すればよいですか?

C3683-02の場合:
両電源電圧型でVout=±15 Vに設定でき、Iout=100 mA の電流容量がある機種を使用してください。また、電源のノイズをできる限り抑えるため、リップル電圧が±3 mVp-p以下のシリーズ電源を使用してください。

推奨電源
*PW18-3AD (TEXIO製)

C9068-01・C9069-01の場合:
+12 V, 1.25 A程度の電源を推奨します。

PSDをPSD信号処理回路に実装できないのですが。

PSD信号処理回路には、外付けPSD用スルーホールがあります。PSDの端子とスルーホールの端子に、リードまたはシールド線をはんだ付けしてください。なお、ノイズの影響を受けにくくするためにシールド線を使用することを推奨します。

2分割/4分割フォトダイオードと組み合わせて使用できますか?

PSD信号処理回路は、以下の分割型フォトダイオードに対応しています。対応素子についてはお問い合わせください。

なお分割型フォトダイオードすべての素子 (2素子、4素子)に光が入射している場合のみ、正常な出力が得られます。

PSD信号処理回路 対応するフォトダイオード
C3683-02
C9068-01
2分割フォトダイオード
C9069-01 4分割フォトダイオード

PSD信号処理回路のゲインを変更することはできますか?

C3683-02の場合:
初段アンプのソケットに挿入されたフィードバック抵抗とコンデンサを交換するだけでゲインを変更できます。

C9068-01・C9069-01の場合:
ゲインを変更することはできません。

CDCタイプのPSD信号処理回路にパルス光を入射して使用できますか?

C3683-02の場合
使用することはできません。パルス光がオフのときは、PSD信号処理回路に内蔵されている割算ICがエラーとなり、電源電圧範囲内 (±15 V)でランダムな値が出力されます。

C9068-01・C9069-01の場合:
5 msごとに入射光の信号を平均化して出力しているため、パルス光の検出には適していません。

USB接続が可能なPSD信号処理回路はありますか?

C9068-01・C9069-01の出力はRS-232Cとなっており、RS-232C→USB変換ケーブルを使用すればUSB接続が可能になります。ただし、RS-232C→USB変換ケーブルとPCの相性に問題がある場合があり、動作保証はいたしかねます。