照度センサ (フォトICダイオード)

フォトICダイオードは、どのようなフォトICですか?

フォトICダイオードは、フォトダイオードで発生する光電流を内蔵の電流アンプで増幅して出力するフォトICです。2端子電流デバイスのため、あたかも受光面の大きなフォトダイオードのように扱うことができます。

フォトICダイオードには、どのような種類がありますか?

S7183・S7184は標準タイプのフォトICダイオードで、フォトダイオードの光電流を内蔵の電流アンプで増幅します。S9066-211B・S9067-201CT・S13948-01SB・S11153-01MT・S11154-201CTは、チップ上に2つの受光面があり内蔵の電流アンプ回路中で演算することにより、視感度補正フィルタなしで視感度特性に近い分光感度特性を実現しています。なおS13948-01SBは、メタルパッケージと同じ形状のプラスチックパッケージを採用して当社製可視光導電素子の5Rタイプに形状が類似しており、可視光導電素子からの置き換えが容易です。S11153-01MTは広い動作温度範囲 (-40 ℃~+100 ℃)に対応しています。

類似製品と比べた場合の特徴を教えてください。

フォトICダイオードはフォトダイオードと同じ電流出力タイプですが、同一受光面積で1000倍以上の光電流が得られます。可視光導電素子と異なり、γがほぼ1であり前歴現象がありません。

フォトICダイオードは、どのように使用すればよいですか?

使用方法は逆電圧を印加したフォトダイオードと同等です。多くの場合、負荷抵抗の接続のみで十分な出力電圧が得られます。