光電スイッチ用フォトIC

光電スイッチ用フォトICは、どのようなフォトICですか?

LEDと組み合わせて物体検知を行うフォトICで、反射型または透過型センサとして使用できます。 ある程度の外乱光下でも安定した動作が得られます。また、動作表示、余裕度表示、動作論理切替、同期/非同期切替、出力短絡保護の機能が装備されています。

SENS端子 (出力短絡保護端子)はどのような働きがありますか?

短絡保護機能のための端子です。この端子に外付け出力 Tr電流をモニタさせ、過剰な電流が発生した場合にフォトIC出力を停止する (外付け出力 Trの破壊を防ぐ)機能が働きます。

DSP端子 (動作表示端子)やMRG端子 (余裕度表示端子)を使わない場合、端子をどうすればよいですか?

オープンもしくはGNDに落として使用してください。

MRG出力 (余裕度出力)が特定の入射光量レベルでチャタリングを起こしますが、問題ありませんか?

MRG出力は、OUT出力やDSP出力 (動作表示出力)とは違い、あくまでも余裕度 (十分なLED光量が入射された状態で動作しているか)を表す出力のため、ヒステリシスのない出力になっています。したがって、MRGレベル (スレッショルド照度の2倍)付近の入射光で、MRG出力はチャタリングを起こしますが、問題はありません。

インバータ蛍光灯への対策はされていますか?

対策はされていません。可視カットフィルタをフォトICの前に設置してインバータ蛍光灯の影響を軽減するなどの対策をしてください。

感度調整はできますか?

本製品の感度は固定されています。LED電流を調整して対応してください。